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 盲人用の器具といっても、すべてが専用に作られているわけではありません。
 多くの教材や生活用品などは、視覚に頼らずに触察や音で確認できるように工夫してあれば十分に活用できます。近年の科学技術の進歩で、音声化をすることは容易にできるようになりました。また、少しの配慮と付属品や表示の仕方で十分に活用できるものも多くあります。
 しかし、現実には視覚障害者が使いやすい商品は市場には多く出回っていません。それは、商品の需要数が絶対的に少ないからです。企業もその開発や工夫になかなか力を発揮していただけない実状にあります。
 以下に紹介する器具類は、利潤追求を無視してボランティア精神で障害者福祉への貢献のために作られたものが多いです。とてもありがたいことです。最近では、ユニバーサルデザイン(すべての人が使えるようにデザインすること)の普及やIT関連機器でもアクセシビリティー(利用者が使いやすい機器にすること)の考え方が進んで、徐々に福祉にも目を向けた商品開発がなされています。
 今後もさらに、商品開発のときに弱者の立場に立った視点や工夫、配慮をするようになれば、もっと使いやすい器具が登場してきて、視覚障害者の生活も向上すると思います。