Q3 点字で全部の言葉を書き表せるのですか?
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点字の種類

50音の種類 (点字には、ひらがなとカタカナの区別はありません。)
 あいうえお  (−は点のない状態を示しています)
 かきくけこ  (ア行にEの点を加えたもの)
 さしすせそ  (ア行にDEの点を加えたもの)
 たちつてと  (ア行にBDの点を加えたもの)
 なにぬねの (ア行にBの点を加えたもの)
 はひふへほ (ア行にBEの点を加えたもの)
 まみむめも (ア行にBDEの点を加えたもの)
 や・ゆ・よ  (アウオを一番下に下ろしてCの点を加えたもの)
 らりるれろ (ア行にDの点を加えたもの)
 わ・・・を   (ア行のアオを一番下に下ろしたもの)
 ん       (最後の文字なので、ヲに6の点を加えたもの)
  
 この50音だけで、63個のうちの46個を使いました。
残りの17個は、いろいろな記号に使われています。
 たとえば、日本語の音の中には「がぎぐげご」などの濁音や「きゃきゅきょ」などの拗音があります。それを表すのには種類が多くて別の点字を当てはめると63個を越えてしまいます。ですから、50音の中の当てはまる音の前に「にごりますよ」「拗音になりますよ」というようなお知らせの記号をつけ(これを前置記号といいます)、二マスで一つの音を表す点字になります。
   
 濁音  濁音符(Dの点) これを前置することで次の音が濁ることを示す。
 が  ぎ ぐ げ  ご
 ざ  じ ず ぜ  ぞ
 だ  ぢ づ で  ど
 ば び ぶ べ ぼ
 半濁音 半濁音符(Eの点を前置する)
 ぱ ぴ ぷ ぺ ぽ

拗音 (Cの点)       
拗濁音(拗音C+濁音D)
拗半濁音(拗音C+半濁音E)
 きゃ  きゅ  きょ
 しゃ  しゅ  しょ
 ちゃ  ちゅ  ちょ
 にゃ  にゅ  にょ
 ひゃ  ひゅ  ひょ
 みゃ  みゅ  みょ
 りゃ  りゅ  りょ
 ぎゃ  ぎゅ  ぎょ
 じゃ  じゅ  じょ
 ぢゃ  ぢゅ  ぢょ
 びゃ  びゅ  びょ
 ぴゃ  ぴゅ  ぴょ
 
言葉を書き表すときに必要な記号  長音符(ADの点)のばす言葉のときに使う
 促音符(Aの点)言葉がつまるときに使う
数字を書くとき
 数符(数字を書くことを知らせる前置記号)
 
アルファベットを書くとき  外字符(アルファベットを書くことを知らせる前置記号)
 大文字符(半濁音と同じEの点ですが、外字符の後に続けて使うことによって次にくる字が大文字になります)
  
数字やアルファベット
 次のものは、カナとして50音の中にありますが、その前に数符や外字符を付けることによって、数字やアルファベットになります。
つまり、前置記号を付けることによって、同じ点字を何度も使うことができるのです。

 あいうるらえれりおろ
 1234567890   (数符を前置する)
 abcdefghij      (外字符を前置すると小文字になる)
 ABCDEFGHIJ   (外字符と大文字符を前置すると大文字になる)
 なにぬつたねてちのと
 klmnopqrst
 KLMNOPQRST
 はひそふむま
 uvwxyz
 UVWXYZ

まだ紹介していない点字
 
 これらも、文を書くときの句点やカッコ、カギなど様々なものに使われます。前に出た記号類と組み合わせたり、あるいは、同じ記号でも前後が続いているか区切れているかによって種類分けをしたりして、墨字に対応したたくさんの記号が用意されています。もちろん、数学記号や理科記号、楽譜記号、情報処理記号などもすべて、この63個の点字の組み合わせでできています。
 つまり、たった63個の点字ですが、墨字と同じようにすべての文字が書き表せるようになっている、よく考えられたすばらしい文字なのです。